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採用情報

私は櫻灯会に入職する前、療養型の病院に5年程勤めました。転職の理由は、特別養護老人ホームで働きたいという想いを抱くようになていたことです。スーツを着て、時間や数字に追われるような仕事は自分には合わないと考えていた私にとって、介護の仕事は毎日のコミュニケーションが仕事であって、それが楽しかったんです。

しかし、入職後数年で、「総務課」への異動が告げられました。現場が好きな私にとっては、残念な気持ちの方が大きかったです。恐らくあまり前向きではない様子だった私に、上司はこのように言いました。 『介護ができるのはもうわかった。次の役割があなたを成長させるから』と。自分のやりたい仕事と離れることにはなっても、この言葉を信じて前に進もうと当時の自分に言い聞かせ、不慣れな事務的業務にも数年間しっかりと従事しました。

2016年、当法人で初の“東京23区内”に特別養護老人ホームを新設することになり、施設長に任命されたのは私でした。『役割が自分を育てる』というそのひと言によって、私のこれまでの経験が一直線に繋がったのです。特別養護老人ホームで介護をしたいという理由で入職した私が、入職後12年で施設長を任される。総務課の経験がなければできなかった役職･･･。上司を信じ、努力を続けた結果だと実感しました。

今度は私も施設の責任者として、信じてもらう側の立場になります。自分がそうであったように、若い力が将来開花できるようなきっかけをつくるという、ますます大きな責任を担うことなりました。
是非、チャレンジ精神旺盛な若者と、目先のことだけでなく、将来を見据えた信頼関係を築いていきたいと思います。